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神経性頻尿(心因性頻尿・頻尿恐怖)からの卒業ブログ


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面接

冬、大学の推薦面接がありました。


校内の選考では無事に選ばれたため、残るは大学に出向いての面接だけでした。


指定校推薦の面接は、かならず通ると言われています。


ですが私はそれ以前に、大学まで行くのがいやでした。


何にも考えずに学校を選んだ私は、ここで家から大学までの遠さを初めて知ることになります。


大学までの行き方を調べると、電車で1時間半、バスで15分かかるとのことでした。


もうここで、絶望です。


電車は最大でも30分しか我慢できないのに、90分かかる。


本当に、真剣に一晩、推薦を断ろうかと考えました。


それでも、もう学校側からは推薦枠をもらっていたので、とりあえず面接だけは行くことにしました。


面接日当日、私はかなり早めに家を出ました。


初めて大学に行くので、道で迷うこととトイレに行く時間を計算に入れたためです。


時間がない→途中でトイレにいけない→頻尿になる→結局トイレに行く→遅刻する


というシナリオが一番最悪でした。


駅でしっかりとトイレを済ませ、電車に乗りました。


乗換の回数や、電車に乗っている時間は事前にきっちり調べていたのですが、それでも不安でした。


結局、全ての乗換駅でトイレに行きました。


もちろん、時刻表検索サイトにはトイレに行く時間などは含まれていないため、予定通りの電車には乗れませんでした。


でも、比較的本数があったため、数分待てば次の電車に乗ることができました。


問題は、最後の乗換でした。


快速を使えば30分でいけるのですが、各駅停車では40分以上かかる電車でした。


快速にはトイレがあるかわからなかったので、悩んだ結果、各駅停車で行くことにしました。


それでも、40分は乗らないといけないというプレッシャーから、20分ほどで尿意を感じました。


もうそうなると、一駅一駅が闘いです。


いつものように「なんとか次の駅までは!」


と、自分自身と闘いながら、目的地まで我慢しました。


自分の身体なのに、自分の意識ではコントロールできない。むしろ、自分が思えば思うほど、それとは逆の方に意識は働く。そんな毎日に、もう疲れきっていました。


駅に着くとトイレに駆け込み、間一髪を逃れました。


そこからはバスです。


ここで問題が起きました。


バスの乗り場がわかりません。


インターネットで調べたバス乗り場には、大学行きのバスがありませんでした。


あとで知ったことですが、時間帯や日にちによって、バス乗り場が変わるということでした。


何故そんな大事なことを、書いていなかったのか。


でも、とにかくバスに乗らなければいけません。


トイレに何度も行き、各駅停車に乗った私に残された時間は、ほとんどありませんでした。


ギリギリの時間しか残っていなかったのです。


とりあえず、一番近くのバス乗り場に停まっていたバスの運転手さんに、大学まではどのバスに乗ったらいいのかを聞きました。


すると、「あのバスだよ。もう出るから急ぎなさい」と言って、全く反対方向のバス停を指しました。


バスは丸い大きな円のロータリーに停車していて、運転手さんが教えてくれたのは、円のちょうど反対側に停まっているバスでした。


それを聞いた私は、運転手さんにお礼を言い、ロータリーの中を直線距離でダッシュしました。
50mはあったと思います。


そして、一度は閉まりかけたドアが再び開いて、なんとか乗りこむことができました。


車内では「駆け込み乗車はおやめください」と、しっかりアナウンスされました。


車内には、いろんな制服の生徒がいました。おそらく皆面接だろう。
そんなことを思いながらしばらくバスに乗っていたのですが、10分もたつと下腹部に違和感を感じました。


「これはヤバイ」と思ったときには、その違和感は尿意にかわっていました。


こんなに間隔が短いのは久しぶりだったので、余計に焦りました。


でも、ここで降りることはできません。電車とはわけが違います。
そして、私も高校の制服を着ていたので、周りの学生も私が同じように大学の面接に行くのだと思っているでしょう。それなのに、私が途中で降りたら変に思われる。というか、面接には確実に遅刻してしまう。そう思うと、絶対に途中で降りることはできませんでした。


さっきの電車での20分間の苦しみと同じくらいの5分間を耐え抜き、大学前まで辿りつきました。


幸い、バス停から大学が見えていたので、大学まではダッシュです。


もう限界だったので、周りの目など関係ありません。


キャンパス内に入ると、面接者用に看板が立っていました。


初めてキャンパスに来たのでトイレの場所もわからず、とりあえずはその看板に従いました。


すると、事務の方が何人か立っていて、名前と面接番号を聞かれました。


尿意を我慢しながらも平静を装って答えると、面接をする教室の前まで案内されました。


教室の前に着くと、廊下に並べられた椅子には、もうすでに何人か座っていました。


「もう面接始りますから、座ってお待ちください」
と言われ、事務員は去っていきました。


「トイレはどこですか?」
と聞きそびれた私は、今日最大の絶望感を感じながら、その席に座りました。


すると、すぐに教室のドアが開き私を含めた、廊下にいた三人が呼ばれました。


その時、教室に入るのがどれほど怖かったことか。


そんな私とは対照的に、面接官の二人は笑顔でした。


おそらくこの大学の教授だったのでしょう。


入って着席するなり、「そんなに緊張しないでいいですからねぇ」と私たちに言いました。


「いや、僕は面接の緊張じゃなくて、トイレにいきたいんです!」
などと言えたらどれだけ良かったか。私はただ、早く面接が終わることを祈りました。


面接は教授が質問をして、三人が順番にこたえるというものでした。


申し訳ない話ですが、他の二人の話が長いと怒りを覚えました。


「早く終われ! 次の質問で終われ!」
私はずっと念じていました。


「それでは最後の質問です」
この一言を言われたときの嬉しさといったら...


結局、面接にどれだけの時間がかかったのかはわかりませんでしたが、最後の質問が終わり「失礼しました」と言って教室を出ると、私はダッシュで校舎を出ました。


他の教室でも面接をやっていたので、同じくらいの時間に面接が終わった高校生たちは、皆正門へと向かっていましたが、私は逆方向(キャンパスの中)に向かって走りました。


とりあえず先ほどの校舎では面接をやっていたので、他の校舎のトイレに行こうと思いました。


トイレはすぐに見つかったので、助かりました。


でも、帰りのバスと電車でも、またしっかりと尿意を我慢することになります。


とにかくもう、この日は散々でした。


後日、合格の通知が届きましたが、その紙を見たとき、この面接の思い出がよみがえって複雑な気持ちになりました。


合格通知を見て喜ばないとは、いよいよヤバイなと自分で思い始めていました。



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